新商品「よいこのびいる」について



日本禁酒同盟 加藤純二、結城伸
 

 友人から教えられて「よいこのビール」という瓶入りの炭酸飲料が売られていることを知りました。1本の定価が税込みで158円ですが、生協などでは1本130円前後で売られているそうです。
 インターネットで調べてみると、その商品を作っている会社の売り上げ実績でしょうが、「炭酸飲料ランキング1位」とあり、紹介画像には、「こどもだってプハーってしたい!」「ビールみたいな泡が立つよ」、「ちょっと大人気分」「パパと乾杯だ!」とあり、「Beerみたいな炭酸飲料 よいこのびいる」と宣伝のぼり(旗, 下図)が描かれています。
 このような商品は市場から撤退させるべきだと思います。その理由はいくつかありますが、以下、その理由を書き出してみます。

1)注意書きに「お酒ではありません」と記されていますが、「びいる」、「ビール」、「Beer]という名称が使われている以上、酒税法違反です。ビールには厳密な酒税法上の定義があり、飲んでみて区別が難しい発泡酒ですらビールという名前を使うことは許可されていないのです。原料に麦芽を使わず、発酵させていない、酒税も払わない清涼飲料水にびいる、ビールという名称は許されないはずです。

2)現在、「ノンアルコールのビール味の飲料」はあるものの、これらは飲酒運転をさけるため、あるいは酒を止めたい人の飲酒欲求を一時的に回避するために役だっています。しかしこの「よいこのびいる」は明らかに「子供、特に幼稚園児や小学校の児童を対象した商品」であり、将来、確実に飲酒への抵抗感やアルコールの持つ依存性に対して無防備になってしまうと思われます。また、小学生、中学生より上の世代の子供なら、次のステップとしてアルコール入りの本物のビールに移行しやすくさせる商品であり、未成年者の飲酒を促進させる危険性を持っています。

3)商品のネーミング「よいこのビール」は「このビールを飲まないのは悪い子」という印象を与え、子供に飲酒を奨励しています。

4)成分は、味はビール風の香料・香辛料、他は糖類とカラメル色素だけで、セールスポイントはただ子供に「ビールを飲むのが大人になった気分」といったイメージを与えるものです。成分的にも良い飲料とは言えず、ネーミングも安易で表面的で危険な面を持っていると思います。


 

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http://www.shokuzaizukan.com/web/hatakousen/mail.cfm ←閉鎖されたようです。
 電話:06-6923-7956 「ご意見、ご質問はこちら」とのこと。

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